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 3月の校長日記

                    風色の栞。

今年もスイセンの花が運動場の隅に咲いた。梅の花とともに新しい季節を知らせてくれている。ニホンスイセンという名らしい。名前は日本っぽいが、地中海から中国を経て日本にやってきたそうだ。小さな白い花びらだけだったら目立たなかったかも。黄色の花びらのような部分は、副花冠というそうだ。雄しべが変形したものらしい。この色がニホンスイセンを引き立てている。そして何より香り。「馥郁」(ふくいく)・・・香り高いという意味。難しい熟語。難しい漢字。こんな言葉があったのかという思い。しかし、この花に相応しい意味。部屋の中に一輪生けるだけで、優しい香りに包まれる。決して華やかではないが、何とはなしに香り、確かな春を知らせてくれる。雪の中でも枯れずへこたれず、たおやかに房咲き、少し恥ずかしそうに謙虚に下を向いている。雪中花という別名も素敵。


その早春を切って、心いっぱい香りを吸い込んでみる。ほっとする。児童たちにも見せて。「あっスイセン!」花に鼻を。鼻を膨らませて。「いいにお〜い。」いい顔顔顔。花粉アレルギーを確認。「大丈夫ですよ!」何度も匂う児童児童児童。自分もまた匂って。「わっ。みんながいい香りを吸ってしまって匂わんなった。」驚いた顔顔顔。一度にたくさんの鼻が匂いを確認。殺到。「匂うやないですか〜。びっくりした〜。」安心した顔顔顔。楽しい。スイセンたちもこんなにたくさん鼻が近づいてくるとは予想外。楽しい。

 この花が香りを風の向こうに送るころ、児童たちは新しい学年になり、新しい希望に胸を膨らませるだろう。元気に成長していってほしい。

                            

 4年間「今月の校長日記」を御愛読いただきましてありがとうございました。たくさんの児童の輝いた笑顔や言葉から、たくさんのことを学ぶことができました。同じ風の中にいる優しい幸せも感じることができました。

 その風色の栞をここに置き、最終ページとさせていただきます。       









 2月の校長日記

                      小さな命。輝いて。

 運動場が雪景色。すべての物の上に等しく降り、すべての物の色を等しくする雪。小さな1つ1つが集まって等しく降り積もっていく雪。枝が雪を受け止めた形は、根本の周囲の土の形が教えてくれる。ブランコも雪を乗せている。落ちないように揺れていない。丸太のベンチも雪を上手に乗せている。休み時間が始まった。白い世界に児童の歓声が彩られる。腰をかがめて上手に雪玉を大きくしていく。泥だらけでも気にしない。一面の雪の上にはたくさんの足跡が。寝転がって空から降ってくる雪を見上げている児童も。絶景。その角度から雪を見るという発想が素晴らしい。白い世界に赤い頬が彩られる。あちらこちらで雪だるま・・・泥だるまが出来上がっている。作者の帽子をかぶっているだるまも。一気に表情が。真っ赤な頬でこちらに走ってくる児童が。「目と鼻をください!」「!?」不携帯。「石とか木切れで作るんよ。」技能伝授。雪の下を捜索。石の目が入り、一気に表情が。笑っているよう。泥だらけだが、威風堂々。やはり泥の部分が気になったのか、きれいな雪をくっつけている。雪化粧。

 
「・・・掃除の時間で!」上級生の声。時計をきちんと確認しながら遊んでいる。感心。いつもはその声で一斉にくつ箱を目指すが、今日は各作品をどこに置くかで足が止まる。「先生見てください。3人あそこに隠しました。」指の先を見ると、3つの小さな雪だるまがイブキの下で肩を寄せ合っている。降る雪を避けて、あるいは照る日を避けて。真ん中の雪だるまは1番小さくて寒そうに見える。3つを少しずつもたれるように置いた作者の気持ちが温かい。少し融けても支え合えるようにと。昨年、雪だるまを作って雪子と命名した児童だ。雪子の融け方を体現してくれた児童だ。雪子の思い出もよみがえる。今年の作品は、「ゆきお」だそうだ。どんな字かはわからない。どの子が「ゆきお」かは分からない。昨年と同じ名前でないところがおもしろい。名前がつくとより身近に感じられる。あとの2人の名前はまだない。♪雪やこんこ。あられやこんこ・・・1人は「こんこ」にしたらどうだろうか・・・。提案してみる予定。どうしても作った小さな雪だるまを離したくない児童も。「このお皿に置いたら」鉢の下に置くお皿を貸し出す。笑顔がはじける。雪だるまも喜ぶ。一緒に教室へ。くつ箱に入ってきた児童の手も頬も真っ赤。一様に「楽しかったです!」生き生きとした瞳が声がくつ箱を彩る。心が育った瞬間に出会えた。                                                        







 1月の校長日記

                                                             半分。

しばらく寒い日が続いてやっと陽射しが暖かな昼休み。運動場の鉄棒のところからとても楽しそうな声が聞こえてきた。見ると1人の児童を2人で支えている。どうやら前回りをしたいよう。体が丸まらなくて回れない。突っ張ったまま鉄棒に。あとの2人がどうにか体を回そうとしているが余計に硬くなって突っ張っている。回りたい児童と回したい児童。3人の思いは方向性は同じだが、とにかく体が突っ張っていて回らない。鉄棒と同じぐらいまっすぐに固まっているよう。それでもどうにか半分だけ回り、一休み。やれやれ。あれだけ突っ張っていた体が半分に曲がった。2人も一休み。3人の笑い声が一段と大きくなった。回したい2人はその横で回って見せる。すぐに回って「こうするんよ。」と言っているのか。自分の顔も上下逆にして、曲がっている児童に話しかけている。半分回った児童が、手をたたいている。できそうだと思ったのか、後半の回転が始まった。地上の2人は足を曲げるように言っている。しかし、回ろうとしている児童は、手に力を入れるだけでなく足にも力を入れている。足を持たれて回されるので落ちないようにますます手に力が入る。同時に全身に力が入る。地上に立っている児童の声がますます大きくなる。そして着地。どーん。やっと頭が空に向いた。長い間だった。3人ともとても楽しそうに笑っている。達成感。

 1回転終えた児童はしばらく地面に座り込んでいる。もうしないのかと思っていたら、また鉄棒を掴んだ。2人のお手伝いも続く。さっきよりは早い時間で半分になった。しかし、そこからがたいへん。足をバタバタさせているが回らない。横で回って見せる。お手伝いの2人はもう何回転もした。横で何度も回って見せる。半分になった児童は、今度は手をたたかずにだらりと下げている。諦めたのか・・・。ゆらゆら揺れている。楽しそうに見えたのか、回って見せた児童たちも真似をした。

    3人がゆらゆら揺れると、3人の影も鉄棒の影も笑っているように見えた。









 12月の校長日記

                         寒くない理由。

 雨が降って寒い昼休み。「体育館で遊びましょう。」という児童の元気な声。児童にとって寒さは活動を止める要因ではない。鼻の頭もほっぺも真っ赤。瞳はきらきらしている。体育館に入るとまず、歓声を上げて走る。共通行動。昼休みの解放感がそうさせるのか、天井の高さなのか、寒さなのか、行動の背景は不明。ボールを持ってバスケットゴールを目指す。それぞれが投げる。ゲームはしない。時どき変なところにボールが挟まる。それまで個々で投げていたみんなが、挟まったボールめがけて救出行動。なかなか当たらない。挟まったボールは少し変形している。早く助けてと言っているよう。すると誰かが長い棒や机をどこからか持ってくる。みんなで救出行動。つついたり当てたりしてようやく救出。他のボールと同じ形になって落ちてくる。「やれやれ助かった。」するとまた個々のボール投げが始まる。取れなくなったボールを投げた児童はこの救出を忘れないだろう。

 大きなバランスボールをとにかく追いかけている児童もいる。誰かが手にすると好きな方向に投げる。またみんなが追いかける。とにかく追いかける。みんな笑っている。ルールはない。とにかく追いかける。とにかく投げる、とにかく追いかけることに何の疑問もないという場にいてとにかく楽しい。理由やめんどくささはここにはない。とても素敵な空間。寒いと言って体育館に来なければ出会わなかった素敵さ。

 バトミントンのラケット入れが、1年生には少し高い所にあることにも気づけた。そのかごを一生懸命戻そうとしている1年生を、さりげなく手伝う上級生がいることにも気づけた。後ろからそっと手で支えてもらったことをこの1年生は忘れないだろう。寒くても体育館で遊ぶ児童の気持ちが少し分かった。そこにはたくさんの温かさあるからだ。それはとても素敵な温かさだった。









 11月の校長日記

                五線譜の書き方。


廊下から鼻歌が聞こえてくることがある。小さな小さな音量だが、鼻歌が聞こえてくるとこちらまで楽しくなる。歌っている子どもの楽しさが伝わってくる。楽しさを伝えられるって素敵なことだ。どんな楽しさなのか知りたくなる。誰が歌っているのかとそっと覗いてみる。いろいろな状況下。図書室から本を借りての帰り道・・・本を読むときの楽しさを考えてなのか足取りも軽い。廊下という空間が楽しくさせるのか。壁をずっと触って歩きながら歌っている場合が多い。五線の何番目の線をたどっているのだろうか。掃除中に廊下を一心に拭いていて・・・拭くリズムに合った選曲。歌のリズムに合わせて拭くのか拭くリズムに合わせて歌うのか、どちらが主なのかは分からない。一心に拭いている。歌っている。五線の何番目の間をたどっているのだろうか。絵の具を塗っていて・・・やはり塗るリズムに合わせて歌うのか、歌うリズムに合わせて塗るのか、どちらが主なのかは分からない。青色を塗るときに歌っていることが多いように思う。色と気分に関係はあるのか。ト音譜表かヘ音譜表か決まったのだろうか。突然歌っている場合もある。スキップつき。心が弾むのか・・・楽しかったことを思い出すのか・・・覚えた曲が口をついて出るのか・・・。「何の歌?」と聞いてみる。「楽しそうでいいね。」と言うと、必ず笑顔が返ってくる。乳歯が何本か抜けている笑顔は特にかわいい。(乳歯が抜けると、どのように抜けたかの様子も詳しく説明してくれる。乳歯が抜けるのは重要案件らしい。屋根の上に投げたり床下に投げたりする説明には熱が入る。)


鼻歌を歌うことは、大人になると少なくなってくるのでは。自転車に乗って風をきっても、鼻歌が出るのだろうかと考えてみる。考え事はするが、鼻歌は歌わなくなった。誰かに聞かれていたらと考えるからなのか、鼻歌は歌わなくなった。風を受けても、その中に自由に自分を置けなくなってしまったからだろうか。五線の中に自分をみつけることは大切だと感じる。    









 10月の校長日記

                  いのち。

 うさぎのみっちゃんが天国に旅立った。6年間長月小学校の仲間だった。6年生が入学した年に長月小学校にやってきたそうだ。毎日みんなでかごの掃除をしたり、餌や水をあげたりしてきた。リードをつけてお散歩もした。みっちゃんの様子を数日前からみんなで心配していた。前日には、「校長先生、みっちゃんはもうだめなんですか?」と聞いてくる児童も。「みっちゃんは、みんながお世話してくれたこと喜んでるよ。今も精一杯生きようとしてるよ。」と声をかけた。「命には限りがあるから、生きている時間は、一生懸命何でも頑張らないとね。」と言うと、聞いていた児童の目に力が入った。翌朝、三角畑にお墓を作ったところ、往く夏を惜しんだように咲くトレニアを摘んでくる児童、手を合わせる児童、じっとお墓を見て立ち尽くす児童・・・みんな命の重さや尊さを感じていた。お墓の近くには、彼岸花がいくつも静かに咲いている。

 「お姉ちゃんにも家に帰ったら言います。」「私も言います。うちのお姉ちゃんも小学生の時みっちゃんの世話をしたので。」命の重さが伝わっていく。

 「みっちゃんへ。お空で走ってね。ほっちゃんと一緒に遊んでいる夢をいっぱい見てね。」「みっちゃんが亡くなって嫌だったよ。悲しい。泣きたくなるな。天国でも元気でね。」手紙もたくさん集まった。児童会の役員が、お昼の校内放送で1通ずつ読んでくれた。

  みっちゃんがみんなに教えてくれたことはたくさんあった。小さなみっちゃん。何も話さないけれど、みんなの心の中にはたくさんの思い出を綴ってくれた。うさぎは、ほっちゃんが一匹になった。「ほっちゃん、寂しくなったね。」と声をかけると、ほっちゃんは耳を立ててじっと私の顔を見た。

  台風で延期になった運動会の練習の元気な声が運動場に響いている。今年の運動会を待たずに天国に旅立ったみっちゃんも、きっと応援してくれている。みっちゃん、みんな頑張るからね!一生懸命生きてくれてありがとう!                                                                   









 9月の校長日記

                          黒板と白墨。

甲子園といえば高校野球だけだったが、近年は書道甲子園、俳句甲子園、面白い高校生が集う笑顔甲子園、黒板アート甲子園・・・といろいろ開催されている。今年、黒板アート甲子園には87校が参加し、富士宮東高校が最優秀賞となった。チョークで書くだけではなく、刷毛等の道具も駆使し、「黒に明るさを加えていく」という創作活動だそうだ。


黒板。昔は本当に黒かった。ラーフルも両手に持ってはたくと、ものすごい粉が出て頭も顔も真っ白になったものだ。どの学級にも長い棒があり、日直になると腕を伸ばして息を止めて叩いたものだ。チョークとは言わず「白墨」と言った。先生方は木製の自分の白墨入れを持っておられた。教室に白墨はおいてなかった。あの白墨で自由に書いてみたいなといつも思っていた。コンクリートに描くと削れて字が書ける石を「色石」と呼んで、よく学校ごっこなどの遊びに使ったものだ。


今は黒板は深緑色になり、マス目があったり両端が少し湾曲しているものもあったりする。ホワイトボードや電子黒板もあり、いろいろなデータを再生することも、児童のノートやプリントを映すこともできる。チョークも粉が殆ど出ず、蛍光色のものもあり多色になった。さらに、電気のクリーナーも。長い棒を置いている学級はない。大学では、ノートに書き写さずに、最後にスマホでカシャだそうだ。「書く」から「押す」へ。「書く」という動作は、脳のたくさんの部分を使うので脳の発達にとってとても重要だそうだ。書く学習の重要性もしっかりと考えていきたい。勉強の秋、実りの秋、2学期が始まる。黒板も白墨も見守っている。                   













 8月の校長日記

                 かれ〜。 

 夏休み。緑が深くなり、空の入道雲がより白く見える。学校の表情も変わる。暑くても雨が降らない限り運動場には児童の声が響いていたが、風が所在なく円を描く。運動場の欅の木が作る影も大きく見える。カモと共に暮らした思い出を胸に、学校田の稲は穂をつけ下を向く。あの日、空を映した水はない。生活科の夏野菜も、喜んで収穫してくれた児童との思い出を胸に、一人でしっかり実を育てる。「茶色の葉っぱが増えてきたね。」と声をかける。「枯れ〜てきたね。」とは言わない。

   校舎の北側にはPTA親子活動のカレーになる玉ねぎが竿に少し残っている。ぎちぎちいっぱいだった思い出を胸に、出番を待っている。「全部使ってもらうかな?」「残ったらどうなるんやろ?」「竿にぶら下がったままやない?」「え〜秋になっても?冬になっても?」「寒いことない?」「腐ることない?」「前から思いよったんやけど、私らって皮をはいでもらっとったのにいつの間にかまた皮を着とることない?」「本当!皮があったら寒いことないんやない?」「でもこのタフロープがもたんことない?」さっきの風が、玉ねぎを揺らして華麗〜にジグザグラインを描く。「あんまり揺れんようにしよう。落ちたらいけんけんね。」ここだけ賑やかな会話が聞かれる。

   カレーのジャガイモも校舎に残っていることを玉ねぎは知らない。・・・スイカも残っていることをジャガイモは知らないが、玉ねぎは知っている。スイカが運ばれていくのを玉ねぎは見ていたからだ・・・。カレーの香りと児童の賑やかな声に包まれる日がすぐそこに。     
      











 7月の校長日記

                                                  でぃあ のう。

「はい、元気です!」今朝も朝の会で、1・2年生教室から聞こえてくる。元気かどうかを尋ねられての返事。その声を聞いただけで元気が伝わってくる。次の児童はさらに大きな声で。言っている児童の笑顔も浮かんでくる。笑顔でないとあの爽やかさにはならない。今日も始まったぞという期待感に満ちている。美しい腹式呼吸。腹式呼吸をすると、横隔膜の動きが大きくなって深い呼吸になり、全身に酸素をたくさん送れるので体にもいいとか。だんだんと腹式呼吸をしなくなり、現代人は呼吸が浅いとか。


「いやさささあー!」両手を斜めに広げみんなで気合を込める。「さ」は4つという意見も。1・2年生が何かをする前の合言葉。写真を撮る前にもするとか。一人が言おうとするとすぐみんなが参加する。常に準備はできている。心が素直で真っ白の証。「はあ〜?やりたい人でやったら。」とは言わない。足を踏み込んで力強い表現もする。頭もちょっと振る。すると・・・力が湧いてくるとか。みんなが笑顔になるとか。言葉に意味はないようだ。「ちょれい!」と同様なのか。1年生は、来年の下級生にも伝えて、全校でできるようにしていきたいとか・・・。夢は広がる。指導者の夢。誕生のいきさつは結構不透明。解釈もそれぞれ・・・。共通項は「みんなが笑顔になれる魔法の言葉。」


何にでも文句を言う、うまくいかないのは他人のせい・・・そんな価値観と時々出会う。人は笑顔を見て笑顔を覚えるのだとか・・・作り笑顔でも脳は笑顔として認識し、脳が活性化するのだとか・・・。深く呼吸をして、せっかく覚えた笑顔をたくさん脳に伝え、明るく前向きに考える脳を育てていかなければならない。                                                                                      











 6月の校長日記

                                                そこ。。ここ。。に。。 

ミレニアム畑でもたまねぎの収穫。皮をむいてタフロープにつるし・・・。たくさんつるしすぎて竿がしなっている。「ちょっと私らの班つりすぎやない!」「ほんと、竿が曲がっとるやない!」1本のタフロープにくくっているたまねぎの数も多いし、つるしている本数も多い・・・。それを聞いていたたまねぎたち・・・「ちょっときついんですけど・・・」「前が見えんのですけど・・・」「この高さから落ちたら、ぴっちゃげるんですけど・・・」と。初夏がここにも。1年生が保育園の時に植えたたまねぎも収穫されて。保育園のみんなが1年生のところに持って来てくれた。久しぶりの対面。1年生はとても頼もしく。「○○ちゃん、帽子のゴムが変になっとるよ。」「○○ちゃん、追いこしてるよ。ちゃんと並んで。」「○○先生、今年は何組の担任ですか?」小学生になって大きく成長。後輩の園児さんからたまねぎをもらって。小学校では一番下級生でかわいいが、園児さんと向き合うととても頼もしく大きく見える。初夏がここにも。竿につるされてしなっている小学校のたまねぎも、その様子を静かに見ている。「ばいばい。またね。」みんなが手を振りあって。1年教室に帰っていく後姿は、いつもの一番下級生の1年生に戻って。


 4年生が、「校長先生、はよ来てください。」にこにこして手招き。何だろうと思って行ってみると小さなポットに植えた、ヘチマの本葉が顔を出していた。「私のだけが出たんです。」「すごいね!よかったね。」本葉も自慢げ。色も形も子葉とは違って。小さいけれど頼もしい。まだ、子葉だけのポットもあるし、何も出ていないポットもある。他の子もついてきたが、黙っている。本葉が出ていないからか。どれが自分のポットかを言わない。その子たちのポットの中で本葉たちが焦っている。「がんばってるから。」「子葉が先やけん・・・出られんのよね。ごめん。」「大丈夫。元気だよ。」「もうすぐ出られるから。待ってて。」「会えるのを楽しみにしてるから。」土も少し縮んで本葉を押し上げようと。初夏がここにも。                                                            













 5月の校長日記

                                      いいな。春。いいな。今日。

 学校の周りの田が次々と水を貯え、田の土が眠りから覚めていく。稲を育てる田の一年が始まる。鳥たちが農機と絶妙な距離をとって、土の中に餌を求める。その歩き方のリズムが楽しい。足を田に入れる・体を移動する・もう片方の足を田から抜く・・・。時に農機との距離が近づきリズムが変わる。決して近づきすぎない。田と田の間の通学路を1列になって下校していく低学年。その歩き方のリズムが楽しい。道端に何かを見つけると1人が止まる。後ろを歩いていた子が軽く追突。その後ろを歩いていた子も軽く追突。みんなが同じ角度で何かを見ている。しばらくするとまた歩き出す。その歩き方のリズムが楽しい。笑い声が農機の音と重なる。静かなのは鳥。決して音は立てないが、生きる力がみなぎっている。田の中の農機は同じ速度で時を刻んでいる。鳥たちは空を飛ぶのを忘れたように田を歩いている。同じ春の中にいて、同じではない。そんな春の中にいられていいなと感じる。


 「今日は参観日やからって、お母さんが髪をきれいに結んでくれました。」「僕のカメンライダーのガシャットは、鳴らなくなりました。」「お姉ちゃんとけんかしました。でもお姉ちゃんはまだ謝ってくれていません。」「お母さんがシューズを入れるのを忘れています・・・。」「長靴がきつくなって履けません。」・・・朝はいろいろな訴えで賑やかに。それぞれの嬉しいこと、困ったこと、辛いこと・・・今日という日のとらえ方。同じ今日の中にいて、同じではない。そんな今日の中にいられていいなと感じる。                                                                        









4月の校長日記


                  新しい季節の風を受けて。


新入生3名・転入教職員3名を迎え、全校児童24名、教職員8名、うさぎ2匹で平成29年度がスタートしました。例年のように少し遅れて、5羽のカモたちもやってきます。春休みには、グラウンドでバトミントンをする児童の弾んだ声が、新しい季節をより華やかにしてくれました。開花をせかす菜の花に桜は、「入学式の日に満開となるように調整しているんよ。」と説明しているようです。巣作りの鳥たちが飛び交って情報を交換し、水を貯えた田に新しい模様を描いています。


学校の教育目標「他とのかかわりの中で バランスよく生きる力を伸ばせる児童の育成」


 5つの重点項目「学習力の向上」「危機管理力の向上」「言語力の向上」「環境整備力の向上」「支援力の向上」をサイクル化したチームホイールサイクルもvol.4としてブラッシュアップしました。新しい学習指導要領は「学びの地図」と打ち出されています。この地図を持って目的地に進んでいけるように、平成29年度のカリキュラムマネジメントを適切に行っていきたいと思います。ホームページや学校通信・学級通信等で、児童の学校での様子をお知らせできるように努めてまいります。

本年度も、本校の教育活動に御理解・御支援いただきますようによろしくお願いします。

           

                            











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